海です。
FXには数多もの手法がありますが、みなさんはどんな手法を使っていますか?
色々な手法を使いすぎて、チャート画面がぐちゃぐちゃになったりしていませんか?
私もたくさんの手法を試してはやめて、試してはやめてと繰り返しました。
そして、最終的にはたった2つの手法を用いて、元本50万円で月5万円の利益を得ることができました。
私の分析の手順も説明しているので、よければ参考にしてください。
FXにおいて、後付けの考察はいつか「この形見たことある!」となるので、有効だと思います。
本記事では2020年1月6日~11日のドル円のチャートをファンダメンタルズとテクニカルの両面から分析していきます。
6日週のドル円チャート分析
ドル円の1時間足チャートで水平線と100MAを用いて分析していきます。
黄色の縦線から右が6日週のチャートになります。
ファンダメンタルズ分析
先週:予期せぬアメリカとイランの関係悪化によるリスク回避の円買いにより下降トレンド継続
A:米国とイランの対立激化を懸念したリスク回避の円買いにより約3ヶ月ぶりの安値(107.77)をつけた。
B:イランのザリフ外相が「米国のソレイマニ司令官への攻撃で世界と米国はより安全ではなくなった」とコメントしたことが伝わると若干だがリスク回避の円高に触れた。
C:米軍駐留のイラク基地にイランからの弾道ミサイルの砲撃を受けた報道から、アメリカとイランの軍事衝突への懸念が高まり、リスク回避の円買いが先行し、一時107円台まで下落。
D:イランのザリフ外相が「イランは均衡の取れた処置を終了、戦争を求めてはいない」とツイートし、イラン側が米国との戦争を望まないとの見解を示したことや、米メディアが「攻撃前の早い段階でイランから警告があり、米兵は防空壕や塹壕に隠れることができた」と報じたことで、両国の軍事衝突への警戒感が後退し、急激にドルが買い戻された。
E:トランプ大統領がイランに対して「イランは攻撃後、行動を抑制しているようだ」などと声明を出したことで、軍事衝突回避への期待が高まりドル買いが加速した。
テクニカル分析
2と3の水平線はあまり強く反応していない印象。
1は高値の水平線なので今後反発や短期的な上昇トレンド継続によるロールリバーサルなどに期待。
4はEでサポートとして反発する前に、1度抵抗線として反発しています。抵抗線からサポートに水平線の役割が入れ替わることをレジサポ転換、またはロールリバーサルと呼ぶ。
5は3回ほど反発しているので、今後落ちてくることがあれば押し目買いの可能性あり。
6は日足で以前から何度も反発しているのでも強い、ここまで下がってくれば買いも意識したいが、そのときの下落のスピードによる。
100MAは上昇トレンドに追随、今後100MAまで落ちてきたところを押し目買いしたいところ。
13日週の注目イベント
1/14:米12月消費者物価指数
米消費者物価指数は11月実績と同水準と予想されており、相場への影響は現代的。
1/15:米中「第一段階」の貿易合意に署名(予定)
第1段階の合意署名への期待感から基本は円売り。万が一合意しなかった場合にはドル売りに振れる可能性あり。
1/16:米12月小売売上高
12月小売売上高は、景気をけん引すると言われる個人消費が先月と同水準以上であれば経済成長の持続に期待でき、ドル買いの材料になり得る。
13日週の予想
トランプ米大統領がイランへの軍事攻撃を行わない方針を示したため、中東情勢の緊迫は多少回避され、短期的にはリスクオンのドル買いが支配的か。
第1段階の合意署名への期待感から基本は円売り。万が一合意しなかった場合にはドル売りに振れる可能性あり。
以上より、基本的には円売りドル買いの傾向だと考えるが、110円は投資家にとって心理的節目と認識されることが多く、110円付近では売りと買いの攻防が起こる可能性があり、現状のドル買い材料では110円を越えれない印象。
テクニカル分析の手順
STEP1:日足で水平線を引く。
STEP2:1時間足で水平線を引く。
STEP3:15分足で確認する。
STEP4:1時間足で分析する。
私が用いる手法は水平線と100日単純移動平均線(100MA)のみです。
時間足は日足と1時間足と15分足の3つを用いていて、基本的に1時間足で分析をしています。
私のテクニカル分析のポイントは「上位足から水平線を引く」「水平線を引きすぎない」の2つのみです。
ちなみにエントリー基準は「トレンドに従っているか」「複数の手法が一致しているか」です。
では実際に私のテクニカル分析の手順を解説していきます。
STEP1:日足で水平線を引く
以下にドル円の日足チャートと実際に引いた水平線(赤線)を示します。
水平線を引くコツは画面に見える高値と安値に2本引き、あとは「ここで反発してそうだなぁ」と思うところにざっくりと引けばOKです。
一方で、水平線を引いているとついつい引きすぎてしまうのがネックです。
「ここでも反発してそう、ここでも・・・」
日足での水平線は合計6本までに限定しましょう。
STEP2:1時間足で水平線を引く
日足から1時間足に変更します。
まずは日足で引いた水平線がきれいに反発するところに微調整をします。
次に日足と同様に高値と安値、反発していそうなところに水平線(白線)を引きます。
1時間足での水平線も最大6本までに限定しましょう。
STEP3:1時間足を拡大し水平線を追加する
1時間足のチャートを拡大し、気になるところに水平線(緑線)を追加します。
最大2本まで。
STEP4:15分足で水平線を確認
1時間足から15分足に変更して、水平線で反発しているかを確認します。
今回は概ね反発していそうなので問題ないですが、効いていない場合は消しても大丈夫です。
エントリーのタイミング
私のエントリー基準は「トレンドに従っているか」「複数の手法が複数の時間足で一致しているか」です。
トレンドに従っているか
たとえ反発すると確信があるところでも、トレンドに従っていなければ、私はエントリーしません。
なぜなら、トレンドに逆らう、いわゆる逆張りは値幅が取れない割にリスクが大きいからです。
複数の手法が一致しているか
1時間足で水平線と100MAが重なった時や、1時間足の水平線と15分足の100MAが重なった時にエントリーします。
例えば以下のようなチャートです。
このときは水平線があまり強くないと判断し、私ならエントリーは見送りました。
A:先週からの高値切り下がり継続→英首相はEUへの離脱延期要請を行ったものの、署名なしの申請書であるため、合意なき離脱の可能性払拭できず上値重い展開か
B:抵抗線+100MA+下降トレンドより反発狙いの売りポジションか?(抵抗線少し弱いため自分なら見送った)#fx #ドル円 #テクニカル分析 pic.twitter.com/YOo2ZXG9Ci— うみ@ずぼら投資家 (@umi_investment) October 21, 2019
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いかがだったでしょうか。
テクニカル分析は思ったより簡単だったのではないでしょうか。
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