トラリピはおすすめの投資?メリット・デメリットまとめ

です。

トラリピはおすすめできる投資方法の一つです。

私はトラリピを半年ほど運用しています。

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実際にトラリピを運用してみて、いくつかのメリットを感じると同時にデメリットがあることも実感しています。

しかし、デメリットを補うだけのメリットがあるため、私は150万円で運用を続けています。

注意してほしいのは、メリットとデメリットは見る人によって認識が異なるということです。

そこで本記事では、読者自身にトラリピをすべきかどうかを判断していただくために、私がメリットと感じたものに対するデメリットを同時に説明していきます。

メリットとデメリットは表裏一体。

デメリットを理解した上で、メリットを十分に活かした運用ができるようにしましょう。

そもそもトラリピとは

トラリピとはトラップ・リピート・イフダンの略称で、3つを組み合わせた売買システムです。

引用:https://www.m2j.co.jp/fx-toraripi

動画でもチェックしてみてください。90秒で簡潔にまとめられています。

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トラリピのメリット・デメリット

それでは私が感じるトラリピのメリットとそれに対するデメリットを解説していきます。

メリット①手間がかからない

トラリピは最初に売買注文の設定をすれば、後はシステムが24時間勝手に取引をしてくれます。

そのため、非常に労力のかかる作業であるチャート分析と売買タイミングの判断をする必要がなく、「手間がかからない」のは大きなメリットです。

加えて、サラリーマンであれば働いている間はチャートを見ることができません。

その間も取引してくれるので、売買のタイミングを逃すこともありません。

それに働いて疲れきった後にチャートとにらめっこして売買の判断をするのは大変ですよね?

トラリピを使えば、チャート分析や売買の判断といった面倒な作業をする必要がなく、「手間がかからない」のです。

しかし!いい事だらけではないのが世の常。

手間がかからないトラリピ、実は「コストが高い」のです。

デメリット①コストが高い

コストが高い」というデメリットは、「手間がかからない」というメリットとトレードオフの関係だと認識しています。

例えば、「頑張れば歩けるけど、タクシーのが楽だからタクシー乗っちゃおう」というシチュエーションを考えます。

頑張って歩けば、時間もかかるし疲れるけどお金がかかることはありません。

一方、タクシーに乗れば、時間を短縮し、疲れることもありませんが、タクシーというサービスを利用した分のお金を払う必要があります。

ここで価値観の違いが生まれます。

「お金を払いたくないから、時間がかかっても疲れても歩きます!」という人。

「お金をかけてでも、労力を軽減し、短縮された時間を有効に使いたいのでタクシーに乗ります!」という人。

あなたはどちらですか?

もしあなたがタクシーに乗るなら、トラリピをおすすめします

一方、頑張って歩きます!という人には手動トラリピをおすすめします。

トラリピは先に説明したところのタクシーです。

トラリピというサービスの使用料を払う代わりに、チャート分析や売買の判断といった面倒な作業をする必要がなくなるのです。

トラリピにかかるコスト

ではトラリピを利用する場合に実際にいくら支払えばよいのでしょうか。

実は月額や年額といったいわゆる利用料金というものは存在しません。(2018年9月29日より手数料無料化)

その代わりにスプレッドというものが存在します。

スプレッドとは買値と売値の差額です。

例えば質屋を想像してください。

あなたが嵐のチケットを1万円で質屋から買ったとします。

しかし、都合が悪くなって売ろうとしましたが、なぜか1万円で買ったのに7000円でしか売れませんでした。

(この質屋の売値1万円と買取額7000円の差額3000円がスプレッドと呼ばれるものです。)

あなたは悲しくて一旦売るのをやめました。

その日の夜、嵐の解散報道が流れます。

あなたは嵐の解散に悲しむと同時に、手持ちのチケットは他のファンに譲ろうと思い、再度質屋で売ることにしました。

すると、驚くことに解散報道で価値が跳ね上がったチケットは2万円で売れたのです。

この場合、あなたは1万円で買って、2万円で売れたのですから、1万円の利益になります。

しかし、スプレッドが0円であれば、あなたは1万3千円の利益を得られた可能性もあります。

なぜなら、1万円で買ったときの質屋の買取額は7000円だったからです。

買取額は7000円から2万円になったので1万3千円ですね?

つまり、我々利用者にとってスプレッドは狭い (少額である)ほど得することになります。

ここで、トラリピのスプレッドに着目します。

実はトラリピのスプレッド、残念ながら他社に比べて広いです。

といってもトラリピのスプレッドは3銭つまり0.03円なので、非常に少額ではあるのですが、それでも他社と比べると10倍ほど違います。

このスプレッド、すなわちコストを支払い、手間を排除するかどうかは、あなたがタクシーに乗るか乗らないかということで判断してください。

もしあなたがトラリピのコストが高すぎる!と感じるのであれば、手動トラリピを選んでください。

私は「コストが高い」としても「手間をかけない」ことに価値があると考えているので、トラリピを運用しています。

メリット②高利回りを実現しやすい

先のデメリットでトラリピは「コスト(スプレッド)が高い」ことを述べました。

質屋の例にて、スプレッドは狭いほうが利益は大きくなることは理解していただけたと思います。

では、コストの高いトラリピで高利回りを実現しやすいのはなぜでしょうか。

それはレバレッジという利益率を高める制度があるからです。

先ほどと同じように質屋を例に出してみましょう。(現実の質屋にレバレッジはありません)

あなたは嵐のチケットを2万円で売った数日後、解散するなら最後にLIVEに行きたい!と別日のチケットを求め質屋を訪ねます。

しかしチケットの売値なんと4万円でした。

どうやら、解散報道を受け、チケットを求める人が急増し、先日よりも値段が高騰しているとのこと。

あなたの所持金は現在2万円…買えません。

あなたは質屋に決死の交渉をします。

「どうにか2万円で嵐のチケットを買えませんか!?」

質屋は「じゃあ、レバレッジ2倍で買ってみるかい?」

どうやらレバレッジ2倍にすると手持ちの2万円を2倍して4万円の嵐のチケットを買えるらしいのです。

「ただし、条件がある、嵐のLIVE当日までにチケットの値段が2万円まで下がったら、チケットは返してもらうし支払った2万円も返金しない」

それがレバレッジのリスクだと質屋は言います。

あなたは嵐の価値がさがるわけないと思いながら、レバレッジは何倍までできるのか訪ねます。

どうやらレバレッジは最大25倍、1600円でも買えるがその場合チケットの値段が1円でも上がると回収されるそう。

5千円:レバレッジ8倍:3万5千円まで

1万円:レバレッジ4倍:3万円まで

2万円:レバレッジ2倍:2万円まで

3万円:レバレッジ1.3倍:1万円までチケットの値段が下がっても大丈夫だそう。

あなたは年には念を入れて、2万円でチケットを買うことにしました。

この場合、嵐のLIVEに行けばあなたはレバレッジをかけることで本来は得られないはずの、2万円の利益を実質的に得たことになります(スプレッドなし)。

トラリピでもレバレッジは最大25倍までかけることができます。

つまり、トラリピはレバレッジをかけることで、少額でも取引できるようになり、「高利回りを実現しやすい」のです。

しかし注意してほしいのは、利益率だけでなくリスクもともに上昇するということです。

デメリット②ロスカットの可能性がある

ロスカットの可能性がある」というデメリットは、レバレッジにより「高利回りを実現しやすい」というメリットとトレードオフの関係だと認識しています。

質屋の例ではレバレッジをかけるとチケットを回収される可能性というリスクがありました。

自身ではチケットの値段は2万円以下にはならないと思いレバレッジを2倍でチケットを買っても、2万円以下になり回収される可能性があります。

トラリピではそれをロスカットと呼びます。

そのため、自身の予想以上に下がる可能性があることを考慮し、トラリピの設定は組む必要があります。

先の質屋の例より、レバレッジを下げるほどチケットの値段が下がった場合でも回収されずに済むことがわかります。

つまり、たくさんの資金でトラリピを運用し、レバレッジを下げることができればリスクも下がるのです。

しかし、リスクを下げるためにレバレッジを下げれば利益率も下がるため、やはりトレードオフなのです。

レバレッジはトラリピに限らず、証拠金取引では必ず使用することになるので、上手に付き合っていくことが大切です。

メリット③初心者も利益を出しやすい

トラリピは一度設定すれば、普段のチャート分析をする必要がないので「初心者も利益を出しやすい」というメリットがあります。

なぜなら、どんな相場であっても利益を得やすくするような、幅広いレンジ設定で運用することができるからです。

一方で、設定レンジを広くすると、十分な資金がないとあまり利益が得られないジレンマがあります。

しかし、トラリピでは設定レンジをそのままに、必要資金を大幅に下げるハーフ&ハーフという手法を取ることができます。

引用:https://www.m2j.co.jp/mp/academia/strategy/trade-toraripi1#half

同じ設定レンジにも関わらず、ハーフ&ハーフを用いることで必要資金を169万円も抑えることができるようになっています。

私は必要資金を下げつつ設定レンジを広くできるハーフ&ハーフを用いてトラリピを運用しています。

ここでも、やはりハーフ&ハーフはメリットだけではありません。

デメリット③スワップが低い

そもそもスワップとは

FXには、通貨の売買によって得られる利益の他に、ポジションを保有して得られる「スワップポイント」による利益があり、それを「スワップ」と呼びます。

スワップは、2つの通貨を交換するときに生じる金利差調整分のことをいい、高金利の国の通貨を買って低金利の国の通貨を売った場合に、その金利差分をスワップとして受け取ることができます。

※逆に、低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合は、金利差分のスワップの支払いが発生します。また、スワップは日々変動します。

(引用:https://min-fx.jp/lineup/fx/service/swap/

私が考えるトラリピの運用において、スワップによる利益は重要視するものではありません。

しかし、スワップを支払う、いわゆるマイナススワップによる利益の縮小、ひいては損益に繋がることを見過ごすわけにはいきません。

このマイナススワップこそが先に述べたハーフ&ハーフのデメリットです。

資金効率を上げるために、買いレンジと売りレンジを分けましたが、どちらかで必ずマイナススワップがかかります。

特に米ドル円(USD/JPY)の売りやニュージーランドドル/米ドル(NZD/USD)はマイナススワップが比較的大きく、時に決済益以上にマイナススワップが積み重なり、決済したのに損益が出るということもあるので注意が必要です。

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まとめ

以上、トラリピのメリットとデメリットを解説してきました。

もしトラリピのデメリットを理解した上で運用してみたいと思っていただければ幸いです。

マイナススワップはかなりのデメリットではありますが、それでも高利回りを実現しやすいのはレバレッジによる資金効率の上昇によるものです。

利益に目を眩ませず、しっかりとしたリスク管理で安全に、そして手間をかけずにトラリピを運用しましょう。