初心者に教えたいトラリピ設定を徹底解説

トラリピは手間をかけずにお金を増やせるおすすめできる投資方法の一つです。

 

筆者はトラリピを約1年ほど170万円で運用しており、月1~2万円程度の不労所得を得ています。

 

トラリピを運用するにあたり

 

どうやって設定を作ればいいのかわからない

どのくらいの資金が必要なのかわからない

 

といった疑問があると思います。

 

トラリピは初心者でも設定が作れますが、しっかりと理解していないと失敗する可能性があります。

 

そこで本記事では、トラリピの基礎から失敗しにくい設定方法までしっかりと解説していきます。

 

トラリピ運用実績

参考までに私の運用実績を公開します。

 

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運用月 投資額 実現損益/月 評価額 含み損益 利回り(年利換算)
2019/08 900,000円 17,430円 -51,299円 -68,729円 23.2%
2019/09 1,330,000円 20,511円 -54,397円 -92,338円 18.5%
2019/10 1,330,000円 33,148円 21,221円 -49,868円 29.9%
2019/11 1,370,000円 11,712円 17,717円 -65,084円 10.3%
2019/12 1,370,000円 10,710円 62,902円 -30,609円 9.4%
2020/01 1,490,000円 21,532円 49,177円 -65,866円 17.3%
2020/02 1,490,000円 26,722円 -4,703円 -146,468円 21.5%
2020/03 1,490,000円 57,108円 -123,998円 -322,871円 46.0%
2020/04 1,400,000円 11,123円 -817円 -210,813円 9.5%
2020/05 1,700,000円 12,067円 84,894円 -137,169円 8.5%
2020/06 1,700,000円 45,894円 204,938円 -63,019円 32.4%

運用を開始してもうすぐ1年を迎えようとしていますが、毎月平均2万円程度の利益を着実に積み重ねています。今後も引き続き実績を公開していきます。

 

現在のトラリピ設定

続いて筆者のトラリピ設定も紹介します。

 

トラリピのメリットとして、その再現性の高さが挙げられます。

 

仮に筆者と同じ設定を組めば、私と同様の利益を上げることができます。

 

ちなみにこの設定を150万円で組むのは相当なリスクなのでおすすめしません。

 

コロナショックを受けて、リスクを下げた運用を4月より始めました。

 

現在の運用通貨はEUR/JPYとCAD/JPYのみになります。

 

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通貨ペア 売り

買い

レンジ トラップ幅 取引単位 利益幅
USD/JPY(運用停止中) 売り 105.4~135.0円 0.4円 1000 700円
買い 75.4~105.0円
EUR/JPY 売り 120.4~150.0円 0.4円 1000 1000円
買い(運用停止中) 100.4~120.0円
AUD/JPY(運用停止中) 売り 85.4~109.8円 0.4円 1000 800円
買い 60.2~85.0円
NZD/JPY(運用停止中) 売り 70.4~94.8円 0.4円 1000 700円
買い 45.2~70.0円
NZD/USD(運用停止中) 売り 0.704~0.900ドル 0.04ドル 1000 6ドル
買い 0.504~0.700ドル
CAD/JPY 売り(運用停止中) 95.4~119.8円 0.2円 1000 800円
買い 70.2~95.0円

そもそもトラリピとは

トラリピの設定を始める前に「トラリピとはなにか」をご理解いただければと思います。

 

以下はトラリピの公式動画です。90秒で簡潔にまとめられているのでチェックしてみてください。

また、以下の記事でトラリピのメリットデメリットをまとめましたので、合わせて読んでいただければと思います。

トラリピの運用方針

トラリピの運用方針は大きく分けて2つあります。

 

狭いレンジで運用→たくさんの利益

広いレンジで運用→そこそこの利益

 

筆者は細かに相場をチェックしたくないので、長期目線の広いレンジで運用しています。

 

「相場の予想をしたくない人」や「手間をかけずにコツコツ稼ぎたい人」には非常におすすめです。

 

ちなみに筆者は相場の予想自体は嫌いではないので、毎週ドル円相場の分析をしています。

トラリピの設定作り方

では実際にトラリピの設定を解説していきます。

 

まずは運用する通貨ペアを選びます。

 

通貨ペアの選び方

トラリピには現在14通貨のペアが存在しています。

  1. 米ドル円
  2. ユーロ円
  3. ユーロ米ドル
  4. 豪ドル円
  5. 豪ドル米ドル
  6. 豪ドルNZドル
  7. NZドル円
  8. NZドル米ドル
  9. カナダドル円
  10. 英ポンド円
  11. トルコリラ円
  12. 南アランド円
  13. メキシコペソ円
  14. 英ポンド米ドル

トラリピに適した通貨を選ぶ基準は2つです。

 

レンジ相場であること

レンジ幅が狭いこと

 

まずはCAD/JPYから始めることをおすすめします。

 

なぜならCAD/JPYは2つの基準を満した最もトラリピに適した通貨ペアだからです。

 

2000年からの相場を見ると、USD/JPYもレンジ相場でレンジが狭くはありますが、CAD/JPYの方がよりレンジ幅が狭いことがわかります。

 

ここからは実際におすすめ通貨ペアのCAD/JPYで設定していきます。

レンジ幅

レンジ幅は「狭いレンジ」と「広いレンジ」の2つの方針があります。

 

仮に同じ資金で「狭いレンジ」と「広いレンジ」で運用した場合、以下のような違いが生まれます。

・資金効率が高い

・相場を予想する必要がある

・定期的な点検が必要

・ロスカットの可能性が高い

仕掛ける幅が狭いのでその分トラップの間隔が狭くなり、そのレンジ幅にいる間は利益を効率よく得やすくなります。

 

しかし、そのレンジを外れた場合には利益を得られなくなることに加え、ロスカットされる危険性も高まります。

 

たしかに過去5年ほどを見れば、狭いレンジの方が利益率が高くなりますが、将来このレンジから外れる可能性は過去のチャートを見れば明らかです。

 

そのため、トラップを仕掛ける値幅を予想し、レンジから外れないか定期的に点検する必要があるのです。

・資金効率が低い

・相場を予想する必要がほとんどない

・放ったらかしでも運用可能

・ロスカットされにくい

仕掛ける幅が広くなるので、その分トラップの間隔が広くなり、資金効率が落ちます。

 

しかし、レンジは広いため、多少の変動ではロスカットされる可能性が低くなります。

 

そのため、定期的な点検も相場の予想もほとんど必要なく、ほったらかしでの運用も可能なので、これからトラリピを始めるなら広いレンジでの設定をおすすめします。

CAD/JPYでの広いレンジは過去20年間を参考にした75~125円がおすすめです。

ハーフ&ハーフ

結論を言うとハーフ&ハーフは取り入れるべきおすすめの手法です。

 

なぜなら、ハーフ&ハーフを取り入れると少ない証拠金で大きなレンジの設定が可能になるからです。

 

ハーフ&ハーフとは文字通り「買い」と「売り」のトラップを半分ずつ設定する手法です。

同じ設定レンジにも関わらず、ハーフ&ハーフを用いることで必要資金を169万円も抑えることができるようになっています。

CAD/JPYでのハーフ&ハーフは以下をおすすめします。

売り:95~120円

買い:79~95円

筆者も必要資金を下げつつ設定レンジを広くできるハーフ&ハーフを用いてトラリピを運用しています。

 

筆者は現在EUR/JPYは売りのみ、CAD/JPYは買いのみとハーフ&ハーフは使用していません。

 

ただ、EUR/JPYとCAD/JPYは強い相関があるわけではなく、むしろ逆相関、つまり値動きが少々異なります。

 

その特性を利用して、EUR/JPYとCAD/JPYで疑似ハーフ&ハーフを作り出しています。

 

この戦略はまだ始めたばかりですので、随時コメント等を更新していく予定です。

トラップ値幅(トラップ本数)

CAD/JPYに限らず、おすすめは0.8円からのスタートです。

 

トラップ値幅は狭いほうが利益が増えるものの、必要資金が多くなってしまいます。

 

そのため、必要資金に合わせてトラップ値幅を決めることをおすすめします。

 

利益が積み重なったり、追加で入金していきながら、徐々に0.4円→0.2円→0.1円と間隔を狭くしていきます。

 

資金に余裕がある方は0.4円からのスタートをおすすめします。

 

トラップ値幅を半分にすると、必要資金は単純に2倍になります。

 

通貨量

CAD/JPYに限らず、通貨量は0.1万通貨にしましょう。

 

なぜなら、トラップ1本に1万通貨かけるよりも、トラップを10本にして0.1万通貨かけたほうがレンジを広げることができるからです。

 

1本あたりの利益額

私はCAD/JPYの利益額は800円にしています。

 

これといった正解はありませんが、ATRと呼ばれる1日での値の変動(ボラリティ)を平均した値を参考にすることが多いです。

 

決済トレール

決済トレールは設定ありにしましょう。

 

決済とレールは利益を最大化できるトラリピ独自の機能ですので、設定することをおすすめします。

 

当初の決済価格に到達しても、トレンドが継続していれば決済価格はトレンドに追随してどんどん大きくなります。

 

ストップロス

ストップロスは設定なしにしましょう。

 

そもそも、ストップロスは狭いレンジを設定した場合に、早めに損切りして損失を抑えるために用いるものです。

 

今回はレンジから外れないように、過去20年間の上限と下限を参考に、広いレンジを設定しているので、レンジを外れた場合を考慮する必要はありません。

 

仮にレンジを外れそうになったら追加入金などでレンジ幅を広げることも可能です。

 

必要資金の確認

CAD/JPYに必要な資金は約50万円でした。
ただし、この必要資金は少々オーバーです。
なぜなら、最高値から最安値まで急激に変動した場合に必要な資金だからです。
現在(2020/1/31)のCAD/JPYは82.5円ですので、50万円が必要になるのは、95円まで上昇した後に、70円まで一気に下落した場合です。
また、実際は変動の途中で利益も発生するので、30万円程度入金していれば基本的には問題ないと考えています。
それでも将来なにが起きるかはわかりませんので、50万円入金しておけば余計な心配はなくなります。
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通貨ペア 売り

買い

レンジ トラップ幅 トラップ本数 取引単位 必要資金
CAD/JPY 売り 95.8~119.8円 0.8円 31 1000 50.6万円
買い 70.2~95.0円 32 50.3万円

 

まとめ

これまでに設定してきた項目をまとめます。

レンジ幅:買い70~95、売り95~120

トラップ値幅:0.8円

通貨量:0.1万通貨

利益額:700円

決済トレール:あり

ストップロス:なし


以上でトラリピの設定は終わります。

 

トラリピの運用会社概要

トラリピを運用しているマネースクエアは資本金も十分にあり、特許数も多い安定した企業ですので、安心して投資を始めることができると考えています。

会社名 株式会社マネースクエア
所在地 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー40F
代表取締役社長 藤井 靖之
資本金 17億円