「もっと自分の好きなことに時間を使いたい」
「今の仕事を続ける自信がない…」
こんな思いを持っている皆さんへ向けて。
こんにちは、入社前からセミリタイアを目指している海です!
今回は私がセミリタイアを目指すまでに至った経緯を紹介させていただきます。
あなたがセミリタイアへ向けて第一歩を踏み出す後押しとなれば幸いです。
やりたいことを見つけたい
私はやりたいと思う仕事がありませんでした。
これまでの人生を振り返ってみても、やりたくて始めたものはほとんどなく、どこか打算的に始め、続ける中でやりがいというものを見つけてきました。
やりたいことを見つけたいという想いがある一方で、これからの人生を長い目で見たときに、お金もまた重要な要素です。
将来家庭を持つにしても、お金がなければ家族を守ることすらできません。
私の場合、やりたいことを見つけるのはお金という土台があってこそできるものだと感じました。
よって就職活動において、やりたいことのない私の軸となったのはお金でした。
就活をする中で感じたのは、お金と残業にはある程度の相関があるということです。
「年収が高い業界はある程度残業も多い」
これも働いている時間が長いのだから至極当然のことかもしれません。
私は残業をネガティブには捉えておらず、むしろ稼げるのであれば残業ウェルカムという考えです。
一方で、お金を稼ぐために残業が多いのは受け入れられますが、いつまでも残業が多い生活を続ける自信はありませんでした。
そこで漠然と思いついた目標が、
「50歳になったら仕事をやめて、第二の人生をスタートしたい」です。
なぜ50歳かというと、人生設計として30歳で結婚(願望)して、32歳には子供がいて
と仮定すると子供が大学生になるのが50歳です。
子供が大学生になるときに、卒業までに必要な費用を全て払い、「じゃあお父さんは仕事辞めるね」という、子供からは何とも言い難い父親になりたいと考えているので50歳です。
50歳に仕事を辞めるには大学の費用で2000万、それに加え定職を失うわけですから生活費も貯蓄から賄わなくてはなりません。
そのためには理系に大人気なメーカーや、一般にホワイトと呼ばれる企業などの並大抵の給与では厳しく、平均残業時間が50時間を超えるシンクタンクへの入社を決意しました。
若いときは稼ぎたいが・・・
平均残業時間が50時間を超える企業への入社を決断できたのは、私が若い時は積極的に残業をしたいという考えを持っているからです。
その理由は残業をする時間を休息に充てるよりも、業務をこなし能力を向上させることで、スキル・年収共に上昇させる方が魅力的と考えているからです。
とはいっても、入社予定の企業が残業50時間と聞くと若干ナーバスな気持ちになります。
実際にどの程度仕事に生活を支配されるのか、シミュレーションをしてみました。
2019年9月
平日19日
休日11日
通勤時間:1時間半
睡眠時間:平日6時間、休日9時間
残業1時間のスケジュール
・平日
6:00 起床
7:00 家を出る
通勤(DtoD1時間半)
8:30 出社
17:00 定時
18:00 退社
19:30 帰宅
余暇(4時間半)
24:00 就寝
9:00 起床
10:00 フリータイム(余暇)
19:30 夕飯
余暇(4時間半)
24:00 就寝
ひと月の与えられている時間が24時間×30日=720時間
残業毎日1時間→月間19時間
朝の固定時間が平日19時間+休日11時間=30時間→4パーセント
就業時間が平日228時間+休日0時間=237時間半→33パーセント
休息時間が平日85時間半+休日154時間=239時間半→33パーセント
睡眠時間が平日114時間+休日99時間=213時間→30パーセント
残業2時間半の場合のスケジュール
6:00 起床
7:00 家を出る
通勤(DtoD1時間半)
8:30 出社
17:00 定時
19:30 退社
21:00 帰宅
余暇(3時間)
24:00 就寝
休日は同様のため割愛
残業毎日2時間半→月間47.5時間
朝の固定時間が平日19時間+休日11時間=30時間→4パーセント
就業時間が平日266時間+休日0時間=285時間→37パーセント
休息時間が平日57時間+休日154時間=211時間→29パーセント
睡眠時間が平日114時間+休日99時間=213時間→30パーセント
残業が1時間半増えると全体に占める就業時間の割合は33→37パーセントと4パーセント増えました。
この4パーセントをどう受け取るかですが、私の場合は「この程度の増加であれば、どうせ家に帰っても有意義な時間を過ごせないだろうから、お金がもらえてスキルも向上できるであろう残業をするほうがリターンは大きいかな」と考えました。
こういった残業の話を友人とすると、「時給換算」という単語がすぐに出てきます。
その主張は以下になります。
「残業をするだけ時給は下がるので、できるだけ残業せずに、そこそこ給与がもらえればよい」
これはごもっともな意見で、残業をして給与の総額が上がっても、時給換算すると残業をしない方がよいという判断です。
私も将来に渡って残業をしたいとは考えていません、ただ20代と50代とで時間の価値は異なると考えています。
これにはおそらくやりたいことがないから将来やりたいことができたときに時間とお金をかけたいという私特有の問題が絡んでいると思います。
若い時は残業という時間でスキルと金を手に入れ、年を取ったらスキルと金でやりたいことをする時間を手に入れる。
つまり、「若い時に時間だけあってもそこまでありがたみを感じないだろうから、その時間は将来に投資して、お金のある50代で多くの選択肢の中から時間を使う方が有意義ではないか」それが私の考え方です。
では実際に残業をしなかった場合において、時間をなににつかうか考えてみましょう。
先ほど算出した結果から、増加した就業時間は228→285時間なので57時間、一日当たり1時間半です。
この1時間半をなにに使うのでしょうか。
#ストレス発散系
「飲みに行く」
「YouTubeを見るなどネットサーフィン」
「運動をする」
#自己投資系
「読書や資格の勉強をする」
「プレゼンなどの準備をする」
おそらく自分に甘い私は上記した自己投資はほとんどやらないと思います。
運動は健康のためにもなりますから、積極的に行っていきたいですが、飲みに行くなどは残業を切り上げてわざわざ行きたいとは思いませんし、YouTubeは見たいですが時間の浪費にしか感じません。(見る動画のジャンルによります)
よって私の場合は1時間半を残業に充てて、スキルと年収の向上に努めた方がよいと判断し、金銭面で将来の選択肢を増やします。
将来の選択肢を増やすために、今すべきことは何かを常に考え、日々を送りたいです。
若い時こそ残業であるならば、中堅からはどうすべきなのでしょうか。
出世コースに乗ればそのまま会社に残ってもいいでしょうし、ホワイト企業への転職などもありでしょう。
しかし、私の目標は50歳でのリタイアです。
年収の高い企業への就職に成功したはいいものの、給与だけで目標を達成するのは実際には非常に困難に感じました。
セミリタイアを知ったきっかけ
「会社からの収入だけでは早期退職は厳しい、どうにか収入を増やせないか」
そう思ってネットで様々な副業や資産運用のブログを読み漁っていました。
そんなときに出会ったのがセミリタイアという言葉です。
私はセミリタイアを以下のように理解しました。
「完全に職を絶つわけではなく、ある程度働きつつも好きな時間を持てる状態のこと」
私の非現実的なリタイア計画より、よっぽど現実味を帯びており、なによりその自由度の高さに魅力を感じました。
とは言っても収入としては少々不安定ないしは心もとないものとなります。
なぜならサラリーマンとしての一定額の給与ではなく、自分の働き次第で給与の振れ幅が大きくなる可能性があるからです。
心配性の私としては、ある程度安定した収入は確保しておきたいところです。
そこで考えたのが資産運用です。
セミリタイアに向けて実践している資産運用
セミリタイアが不安になる理由は、企業からの給与に頼っているからです。
であれば、頼らないように収入源を分散させる。
その一つが資産運用です。
資産運用といっても様々で、大学生でやっていたFXの短期トレードをメインに持ってくると正直メンタルが持つ気がしませんでした。
「資産運用をするにしても、できるだけストレスにならないような投資はないのか」
そんな夢のような投資方法を探しました。
そこで出会ったのがトラリピと積み立て投資でした。
上記投資手法をメインに企業からの給与だけに頼らず、収入源を分散させて、企業への依存度を下げたいと考えています。
セミリタイアすることが本当に幸せなのか
万人がそうだとは全く思いません。
私自身も仕事を始めてその仕事にやりがいを持ち、この仕事をずっと続けたいと思えば
セミリタイアをする必要はないと考えています。
「今を楽しめないなら、将来に投資する」
私は今やりたいことがないので未来の選択肢を増やすために将来へ投資する。
たったそれだけなのです。