これから就活を控えるあなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
就活がもうすぐ始まるけどやりたいことがわからないから業界も決められない・・・
志望理由にお金とはかけないけど、他に理由なんてないよ・・・
志望理由が企業によるオリジナリティを出せないんだけど大丈夫かな・・・
こんな悩みを解決すべく、やりたいことのなかった私が実践した就活のテクニックを紹介していきます。
志望理由はES・面接共に必ずと言っていいほど聞かれる質問です。
しっかりと準備をして、納得感のある志望理由を作り上げましょう。
・志望理由のポイント5選
建前は必要
就活をしていると、
「自身を偽ってその企業に入っても辛いだけ」
「本当のことを言って採用してくれた企業に入るほうが幸せだよ」
と言う人がいます。
この意見は一理あると思います。
しかし、私のようにお金で企業を選ぶ人が本音で話したところで採用してくれる企業はあるのでしょうか、ほとんどないでしょうね。
私は上記のようなアドバイスはしません!
私が伝えたいことは、「受かってから考えればいい」ということです。
選考を進んでいる途中でその企業を今後受けるか受けないか、判断するのはとてもむずかしいです。
なぜなら企業毎に選考の進み具合が異なるからです。
就職活動をしていれば、A社は内内定がでているけどB社はまだ1次選考の状況で、「A社の回答期限が迫っているからB社は切らないと・・・」となることがおそらくあるでしょう。
そのため、志望理由などは正直になる必要はなく、「ここも受けているから待ってほしい」という誠意を伝えることのほうがよっぽど重要です。
志望理由を準備すると同時に、なぜその企業を受けているのか(きっかけ)を明確にしておく必要があるでしょう。
きっかけは実体験と紐付けを
その企業に興味をもったきっかけを自身の経験に関連付けるようにすると説得力が増します。
これはインターンに参加していると非常に書きやすくなります。
「実際にインターンで経験して、〇〇なところに魅力を感じました」などと書けるからです。
しかし、インターンに必ず行けるとも限らないので、私の紐付けの例を紹介します。
私は不動産、証券、IT、メーカーと業界を絞らず応募していたのですが、どれも自身の経験と紐付けることでES通過を果たしています。
業界:志望理由→理由付け→企業のオリジナリティ
不動産:人と人を繋ぎ温もりある街づくりに貢献したい→地域活動で生の声の大切さを知ったので顧客の声を汲み取りたい→貴社では顧客の声を大切にしており、実際に手掛けた街からもそれを感じた
証券:成長したい→研究室での本気で取り組める仲間の大切さ→貴社の社員から伝わる仕事への熱意と自信から成長できる環境があると感じた
理由付けには自身の経験を紐付けましょう。
志望理由に繋げる理由付けこそ自身の経験を盛り込む箇所なので、他者との差別化を図れるポイントとして最も重要となります。
「なぜその経験をしようと思ったのか」が明確であるとより、論理的な文章となり納得感が増します。
最後の企業のオリジナリティは同じ業界であればどこも似たようなものです。
共感をアピールしておけば問題ないです。
共感をアピール
共感というものは人を喜ばせることや、仲間意識や味方であると思わせるのに最適な手法です。
企業の採用担当を味方につけることができればこの上なく頼もしいですよね。
どのように共感をアピールすればよいかというと、ずばり企業研究になります。
おそらく就職活動を始めると、「企業研究をしろ」と言われると思います。
しかし、なんのために企業研究をするのかわからなければ、やる気も起きませんし、なにより見当外れな企業研究をしてしまうかもしれません。
では、企業研究ではなにをすればいいのか。
それは「企業理念が実際の製品などに反映された事例を探す」ことです。
企業研究で上記を抑えることにより、企業のことをよく調べているという印象に加え、企業理念に共感できることもアピールできます。
その会社だからこそであるのがベストですが、同じであっても問題はありません。
共感はできれば2つ以上、かつ大きなプロジェクトを上げるのがベストでしょう。
やりがいはあとからでいい
ESでよくあるのが、「私は~にやりがいを感じます」から始まるものです。
「そこに配属されなかったらどうするの?」という質問が必ず飛んでくることになるので私はおすすめしません。
これも考え方次第では、質問を誘導できるということなので返答をしっかり考えておけば有利に面接を進められるでしょう。
しかし私は「その質問のうまい切り返しを思いつけなかった」+「クールな理系っぽさを演出したかった」ので以下のような説明を面接で必ず行っていました。
「自身が働くイメージができれば、やりがいは今はわからなくてもいいと思います
やりがいを持つリスクは2つあります
・その仕事を実際にやってみたらやりがいを感じることができなかった
・その仕事から配属が変わり、やりがいを感じることができなくなった
このリスクが私は大きいと考え、やりがいという項目の評価は小さいものにしました
その代わりとして自身が働く姿をイメージできるかを重視しています」
面接官の反応が良ければ、「やりがいは初めから持つものではなく、やっていくうちに理解するものだと思っています」など、調子に乗ったことも言っていました。
上記の説明をするための誘導としては、様々な業界を受けていたため、「いろいろな企業を受けているみたいだけど、実際はなにがやりたいのか」と必ず問われましたので、その返答から繋げて上記の説明を行っていました。
自身が働く姿をイメージできるか
「働く姿をイメージする」ことが重要だと言った手前、その理由も述べる必要があります。
ただ、実際に私は「働く姿をイメージする」ことは非常に重要だと考えています。
その理由はミスマッチを少なくするためです。
企業への志望理由に建前が必要でも、その企業で働く自信に嘘をつく必要はありません。
私は長期インターンで総合電機メーカーでの実習を行い、いくつかの業務を体験しました。
実習自体は満足のいくものでしたが、それを何年も続けることは自分には厳しいと感じ、本選考ではエントリーしませんでした。
「続けられるかどうか」を判断することができれば、少なくとも「思ってたのとなんか違うな」というミスマッチを減らせる可能性があるので、どの企業でもまずイメージしてみることをおすすめします。
私がお金で企業を選んだ理由
私が企業をお金で選んだ理由は単純にやりたいことがなかったからです。
中学でも高校でも大学でもやりたいことがよくわからないままでした。
それでもいつでもしていたことがあります。
先を見据えて今できることをしていたことです。
中学では推薦のためにコツコツ勉強を、高校ではどちらに転んでもいいように文理両方勉強し、大学でも好きな研究室を選べるよう勉学に励みました。
就活もこれらの延長です。
「やりたいことはない、でもやりたいことができたときのために将来の選択肢は増やしておきたい」
そこで必要になるのが私にとってはお金でした。
お金があればなんでもできるとは思いません。
それでも、お金がないとできないことのほうがこの世の中には多くあります。
そこで私はお金の稼げる職に就き、第二の人生を歩めるという選択肢を増やしたかったのです。
まとめ
- 建前は必要
- きっかけは実体験と紐付けを
- 共感をアピール
- やりがいはあとからでいい
- 自身が働く姿をイメージできるか
いかがだったでしょうか。
志望理由に悩む学生は多いと思います。
ただポイントさえ抑えておけば、どれだけ深堀りされても対応できると思います。
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