【ドル円】来週の相場予想・テクニカル分析【2020年3月2~6日週】

FXには数多もの手法がありますが、みなさんはどんな手法を使っていますか?
色々な手法を使いすぎて、チャート画面がぐちゃぐちゃになったりしていませんか?

 

私もたくさんの手法を試してはやめて、試してはやめてと繰り返しましたが、最終的には、2つの手法にまとまりました。
私の分析の手順も説明しているので、よければ参考にしてください。

 

本記事では

今週のドル円チャート分析

来週のドル円注目指標まとめ

来週のドル円相場予想

テクニカル分析の方法

をそれぞれ解説していきます。
最後には私の分析方法も紹介しているので、ぜひ御覧ください。

 

ちなみに相場の予想をする必要のないトラリピという自動売買システムもあります。
私もトラリピで月2万円の利益を得ています。

先週のドル円予想振り返り

先週の段階では以下のような予想をしていました。

  • ここまでコロナウイルスの世界経済への懸念を背景にしたリスクオフの円買いを予想してきたが、日本国内での感染が拡大しており、これまで安全通貨と認識されてきた日本円の立ち位置が変化している。日本は3連休であるため、連休明けまでに感染拡大がさらに見られるようであれば、円がさらに売られる展開が予想される。
  • 一方で、米国経済の好調を理由としたリスクオンの円売りという見解も根強い。実際にユーロ圏の経済指標が振るわない中、米国経済指標の好調を背景にしたドル買いは観測されており、ドルは非常に底堅いと予想される。また、FOMC議事要旨では「コロナは新たな脅威」と認識しているものの、金融政策への影響は限定的との理由から、利下げ観測がないこともドルが買われる要因の一つとなっている。

以上より、ドル買い・円売りがどちらも強く、上昇トレンドが発生しており、ここまで意識されていた110円を上抜けたことも合わさり、上値を試す動きは今後も継続すると予想する。基本的には買いでのエントリーを検討したい。また新型コロナウイルスを巡り、「円は安全通貨としての価値が消えた」という意見には十分注意したい。

上昇を予想しましたが、下降一辺倒でした。

 

理由としては世界各国でコロナウイルスの感染が確認されたことを受け、米国株式が大幅下落、釣られてドルも売られた形。

 

筆者は散々コロナウイルスを注視していたが、市場はかなり楽観視していたため、先週買い目線に切り替えたところだったが、翌週で意識されるとは思いもしなかった。反省。

 

コロナウイルスを考慮すれば当分は売り圧力が強いと考えるが、些細な報道でも乱高下が予想されるため、来週はファンダメンタルズを参考程度にテクニカルで勝負していきたい。

今週も予想をしているのでよければ最後まで見ていってください。

2月24~28日週のドル円チャート分析

ドル円の1時間足チャートで水平線と100MAを用いて分析していきます。
黄色の縦線から右が2月24~28日週のチャートになります。

ドル円のファンダメンタルズ分析

先週:米経済指標と株式市場の好調によるドル買いと、日本国内での感染拡大を受けた円売りにより、コロナ感染拡大を背景にしたリスクオフの円買いは後退し、ドル円チャートはロスカットを巻き込み大きく上昇した。

A:韓国やイタリアなどでも感染が拡大しており、コロナウイルスにより世界経済が減速するとの見方から米国株が大幅安、釣られてドルが売られる形となった。

B:同上。イタリアでの感染拡大を背景にした欧州株の下落も影響。

C:これまで好調だった経済指標だが、米・2月消費者信頼感指数が予想を下回ったことを受け、ドル売りに拍車がかかった。

D:NY近郊でのコロナウイルス感染例が確認されたことなどを背景に、NYダウ平均では1日の下落幅として過去最大の約1200ドルをつけ、ドル売り、円買いの流れをされに強めた。

ドル円のテクニカル分析

1は高値の水平線なので今後上抜けたときのロールリバーサルや抵抗線としての反発などに期待。当面の上値は112.4が予想され、これを上抜けるようであれば、上昇トレンドへと向かう可能性が高くなる。

2はここ数週間のレンジ幅の上限であったため、今後サポートとして働く可能性が考えられる。

3はレンジ幅の下限であったため、今後サポートとして働く可能性が考えられる。

5は日足で意識されている抵抗線なので1時間足でも意識されやすい。

100MAは急上昇に追随する形で上昇しているが、今後サポートとして働く場面ではエントリーの材料にしたい。

今週(2月24~28日週)のドル円総評

コロナウイルスの世界各国での感染拡大報道を受け、リスクオフの円買いが再燃したことに加え、好調だった米国経済指標が予想を下回ったこと、米国株式が大幅に下落したことでドルも売られる形となった。

3月2~6日週のドル円予想

来週のドル円に影響するであろう注目指標と、これまでの分析を元にした予想をしていきます。

来週(3月2~6日週)のドル円注目イベント

3/2(月)米・2月ISM製造業景況指数

市場予想は前月値(50.9)を上回る51.0で、予想通りとなれば製造業の回復基調が好感され、ドルが買われる要因になる。

 

3/6(金)米・2月雇用統計

非農業部門雇用者数は前月比+19.5万人(1月実績+22.5万人)、失業率は3.5%(1月実績3.6%)、平均時給は前年比+3.0%(1月実績+3.1%)と失業率のみポジティブな内容となっているが、予想通りの結果であれば、判断材料にはならないと考えられる。

来週(3月2~4日週)のドル円予想

  • コロナウイルスの感染は世界各国で拡大しており、経済成長鈍化の懸念を背景にしたリスクオフのドル売りが先行すると予想される。
  • 米国内でも感染が確認されており、FRBによる3月利下げ観測がドルが売られる要因の一つとなっている。
  • 日本国内でも感染は拡大しており、これまでのような有事の際の円買いは限定的と予想されるが、それでもリスクオフの円買いは根強い。

 

以上より、ドル売り・円買いがどちらも選好される背景があるため、下値を試す動きが予想される。基本的には売りでのエントリーを検討したい。国内の感染拡大を受け、リスクオフの円買いがどこまで続くかも注視したい。

テクニカル分析の手順

STEP1:日足で水平線を引く。

STEP2:1時間足で水平線を引く。

STEP3:15分足で確認する。

STEP4:1時間足で分析する。

私が用いる手法は水平線と100日単純移動平均線(100MA)のみです。
時間足は日足と1時間足と15分足の3つを用いていて、基本的に1時間足で分析をしています。

 

私のテクニカル分析のポイントは「上位足から水平線を引く」「水平線を引きすぎない」の2つのみです。

 

ちなみにエントリー基準は「トレンドに従っているか」「複数の手法が一致しているか」です。

 

では実際に私のテクニカル分析の手順を解説していきます。

STEP1:日足で水平線を引く

以下にドル円の日足チャートと実際に引いた水平線(赤線)を示します。
水平線を引くコツは画面に見える高値と安値に2本引き、あとは「ここで反発してそうだなぁ」と思うところにざっくりと引けばOKです。
一方で、水平線を引いているとついつい引きすぎてしまうのがネックです。

「ここでも反発してそう、ここでも・・・」

日足での水平線は合計6本までに限定しましょう。

STEP2:1時間足で水平線を引く

日足から1時間足に変更します。

 

まずは日足で引いた水平線がきれいに反発するところに微調整をします。
次に日足と同様に高値と安値、反発していそうなところに水平線(白線)を引きます。
1時間足での水平線も最大6本までに限定しましょう。

STEP3:1時間足を拡大し水平線を追加する

1時間足のチャートを拡大し、気になるところに水平線(緑線)を追加します。
最大2本まで。

STEP4:15分足で水平線を確認

1時間足から15分足に変更して、水平線で反発しているかを確認します。
今回は概ね反発していそうなので問題ないですが、効いていない場合は消しても大丈夫です。

エントリーのタイミング

私のエントリー基準は以下の2つです。

トレンドに従っているか

複数の手法が一致しているか

トレンドに従っているか

たとえ反発すると確信があるところでも、トレンドに従っていなければ、私はエントリーしません。
なぜなら、トレンドに逆らう、いわゆる逆張りは値幅が取れない割にリスクが大きいからです。

複数の手法が一致しているか

1時間足で水平線と100MAが重なった時や、1時間足の水平線と15分足の100MAが重なった時にエントリーします。
例えば以下のようなチャートです。

https://twitter.com/umi_investment/status/1186219342012149760

このときは水平線があまり強くないと判断し、私ならエントリーは見送りました。

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デモトレードだとどうしても緊張感がないので、キャッシュバックされた資金というのは練習にはもってこいだと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
テクニカル分析は思ったより簡単だったのではないでしょうか。
ぜひご自身でも実践して感覚を掴んでみてください。