【ドル円】来週の相場予想・テクニカル分析【2020年2月24~28日週】

FXには数多もの手法がありますが、みなさんはどんな手法を使っていますか?

色々な手法を使いすぎて、チャート画面がぐちゃぐちゃになったりしていませんか?

私もたくさんの手法を試してはやめて、試してはやめてと繰り返しましたが、最終的には、2つの手法にまとまりました。

私の分析の手順も説明しているので、よければ参考にしてください。

本記事では

今週のドル円チャート分析

来週のドル円注目指標まとめ

来週のドル円相場予想

テクニカル分析の方法

をそれぞれ解説していきます。

最後には私の分析方法も紹介しているので、ぜひ御覧ください。

ちなみに相場の予想をする必要のないトラリピという自動売買システムもあります。

私もトラリピで月2万円の利益を得ています。

先週のドル円予想振り返り

先週の段階では以下のような予想をしていました。

  • 新型コロナウイルスの感染は現在進行系で拡大しており、中国経済に与える影響は大きく、世界経済の減速に繋がる可能性は十分に残されているため、ドル円の上値は依然重くなると考えられる。
  • 米国経済は非常に好調で、主要株価指数の過去最高値更新が続けば、ドル買いが選好されると考えられる。
  • 19日のFOMC議事要旨にて、利下げについて言及があれば、ドルの上値は重くなると考えられる。

以上より、新型コロナウイルスのリスクオフと米国経済の好調によるリスクオンが均衡しており、基本的にはヨコヨコの展開を予想する。しかし、新型コロナウイルスの感染は拡大しており、米国経済に与える影響も限定的とは考えづらく、FRBが利下げについて言及した場合にはドルの上値は重くなると考えられ、心理的節目の110円を超えられないことに嫌気がさせば、反落の可能性も考えられる。基本的には売りでのエントリーを検討し、110.4円あたりを超えた抵抗線をブレイクした場合にはロスカットを巻き込んだ急上昇が予想されるため、逆指値は設定しておきたい。

ヨコヨコ展開を予想しましたが、米国株式の強気相場につられて円が売り戻されました。そんな中、やはりロスカットを巻き込み急上昇が起きたので、逆指値しておいて正解でした。

負けの回数を減らすことはなかなか難しいので、逆指値などで暴落時にも損失を最低限に抑えることが重要だと考えています。

今週も予想をしているのでよければ最後まで見ていってください。

2月17~21日週のドル円チャート分析

ドル円の1時間足チャートで水平線と100MAを用いて分析していきます。

黄色の縦線から右が2月17~21日週のチャートになります。

ドル円のファンダメンタルズ分析

先週:コロナウイルスによる世界経済への悪影響の懸念がある一方で、米経済は非常に好調で株式市場の高値更新を背景にしたドル買いにより、ドル円は買い支えられています。しかし、心理的節目である110円からの売り圧力が非常に強く、110円台で安定した推移はできず、結果として狭い範囲でのヨコヨコの展開になりました。

A:新型コロナウイルスの影響を受け、米アップル社が「1-3月期の売上高は会社予想に届かない見通し」と発表したことで、リスク回避のために円が買われた。

B:米・2月NY連銀製造業景況指数は12.9と予想(5.0)を上回り、8ヶ月ぶりの高水準だったため、瞬間的にドルが買われた。

C:米経済指標が予想を大幅に上回ったことによるドル買い、米国株式の史上最高値更新によるドル買い、日本国内コロナ感染拡大による円売り。以上3点による上昇で、ロスカットを巻き込み急上昇した。FOMC議事録ではコロナへの懸念を示しながらも、現在の政策スタンスは当面適切との見方を示した。

D:米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が36.7と予想(11.0)を大幅に上回ったためドルが買われた。しかし、コロナ感染拡大の懸念は一定数存在するため、リスク選好のドル買いはそこまで積極的ではない。一方でリスクオフの円買い割合は低く、国内のコロナ感染拡大が懸念されているため円売りが多い。

E:米・2月総合購買担当者景気指数は49.6と前回値(53.3)を下回り、更に好調の判断基準となる50を割り込んだため米債利回りが大幅に低下したことを受け、ドルが売られた。この下落にはコロナの感染拡大の世界経済への影響も懸念したリスク回避の動きが含まれていると考えられる。

ドル円のテクニカル分析

1は高値の水平線なので今後上抜けたときのロールリバーサルや抵抗線としての反発などに期待。当面の上値は112.4が予想され、これを上抜けるようであれば、上昇トレンドへと向かう可能性が高くなる。

2,3は今後ロールリバーサルなど期待したい。ただ、反発回数はどちらも少ないため、どの程度意識されるかは不明。

4,5はここ数週間のレンジ幅の上限であったため、今後サポートとして働く可能性が考えられる。

6はレンジ幅の下限であったため、今後サポートとして働く可能性が考えられるが4,5を無視するほどの下落スピードである場合には6も無視される可能性が高い。

100MAは急上昇に追随する形で上昇しているが、今後サポートとして働く場面ではエントリーの材料にしたい。

今週(2月17~21日週)のドル円総評

米経済指標と株式市場の好調によるドル買いと、日本国内での感染拡大を受けた円売りにより、コロナ感染拡大を背景にしたリスクオフの円買いは後退し、ドル円チャートはロスカットを巻き込み大きく上昇した。

2月24~28日週のドル円予想

来週のドル円に影響するであろう注目指標と、これまでの分析を元にした予想をしていきます。

来週(2月24~28日週)のドル円注目イベント

2/26(水)米・1月新築住宅販売戸数

米1月新築住宅販売戸数は71万件と前回値(69.4)を上回る見通しで、予想通りであればドル買い要因の一つとなる。

2/27(木)米・10-12月期国内総生産(GDP)改定値

米・10-12月期国内総生産(GDP)改定値は前期比年率+2.2%と、速報値(+2.1)から上方修正が予想されるおり、米国経済の強さを背景にしたドル買いを後押しする可能性がある。一方で、2%台の成長率はなんとか維持したという印象があい、為替に与える影響は限定的かもしれない。

来週(2月24~28日週)のドル円予想

  • ここまでコロナウイルスの世界経済への懸念を背景にしたリスクオフの円買いを予想してきたが、日本国内での感染が拡大しており、これまで安全通貨と認識されてきた日本円の立ち位置が変化している。日本は3連休であるため、連休明けまでに感染拡大がさらに見られるようであれば、円がさらに売られる展開が予想される。
  • 一方で、米国経済の好調を理由としたリスクオンの円売りという見解も根強い。実際にユーロ圏の経済指標が振るわない中、米国経済指標の好調を背景にしたドル買いは観測されており、ドルは非常に底堅いと予想される。また、FOMC議事要旨では「コロナは新たな脅威」と認識しているものの、金融政策への影響は限定的との理由から、利下げ観測がないこともドルが買われる要因の一つとなっている。

以上より、ドル買い・円売りがどちらも強く、上昇トレンドが発生しており、ここまで意識されていた110円を上抜けたことも合わさり、上値を試す動きは今後も継続すると予想する。基本的には買いでのエントリーを検討したい。また新型コロナウイルスを巡り、「円は安全通貨としての価値が消えた」という意見には十分注意したい。

テクニカル分析の手順

STEP1:日足で水平線を引く。

STEP2:1時間足で水平線を引く。

STEP3:15分足で確認する。

STEP4:1時間足で分析する。

私が用いる手法は水平線と100日単純移動平均線(100MA)のみです。

時間足は日足と1時間足と15分足の3つを用いていて、基本的に1時間足で分析をしています。

私のテクニカル分析のポイントは「上位足から水平線を引く」「水平線を引きすぎない」の2つのみです。

ちなみにエントリー基準は「トレンドに従っているか」「複数の手法が一致しているか」です。

では実際に私のテクニカル分析の手順を解説していきます。

STEP1:日足で水平線を引く

以下にドル円の日足チャートと実際に引いた水平線(赤線)を示します。

水平線を引くコツは画面に見える高値と安値に2本引き、あとは「ここで反発してそうだなぁ」と思うところにざっくりと引けばOKです。

一方で、水平線を引いているとついつい引きすぎてしまうのがネックです。

「ここでも反発してそう、ここでも・・・」

日足での水平線は合計6本までに限定しましょう。

STEP2:1時間足で水平線を引く

日足から1時間足に変更します。

まずは日足で引いた水平線がきれいに反発するところに微調整をします。

次に日足と同様に高値と安値、反発していそうなところに水平線(白線)を引きます。

1時間足での水平線も最大6本までに限定しましょう。

STEP3:1時間足を拡大し水平線を追加する

1時間足のチャートを拡大し、気になるところに水平線(緑線)を追加します。

最大2本まで。

STEP4:15分足で水平線を確認

1時間足から15分足に変更して、水平線で反発しているかを確認します。

今回は概ね反発していそうなので問題ないですが、効いていない場合は消しても大丈夫です。

エントリーのタイミング

私のエントリー基準は以下の2つです。

トレンドに従っているか

複数の手法が一致しているか

トレンドに従っているか

たとえ反発すると確信があるところでも、トレンドに従っていなければ、私はエントリーしません。

なぜなら、トレンドに逆らう、いわゆる逆張りは値幅が取れない割にリスクが大きいからです。

複数の手法が一致しているか

1時間足で水平線と100MAが重なった時や、1時間足の水平線と15分足の100MAが重なった時にエントリーします。

例えば以下のようなチャートです。

https://twitter.com/umi_investment/status/1186219342012149760

このときは水平線があまり強くないと判断し、私ならエントリーは見送りました。

おすすめのFX会社

おすすめのFX会社はDMM.comです。

FX口座数『国内第一位』

DMM.comは国内でのFX口座数が第一位(2019年1月末時点)です。

他にもスプレッドがFX業界最狭水準であったり、取引ツールが充実していたりと、多くの人に選ばれるだけの理由があります。

また、DMM.comで講座を開設して1回取引すれば20000円がキャッシュバックされるので、その2万円でトレードの練習をするのもありですね。

デモトレードだとどうしても緊張感がないので、キャッシュバックされた資金というのは練習にはもってこいだと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

テクニカル分析は思ったより簡単だったのではないでしょうか。

ぜひご自身でも実践して感覚を掴んでみてください。