【ドル円】来週の相場予想・テクニカル分析【2020年3月16~20日週】

FXには数多もの手法がありますが、みなさんはどんな手法を使っていますか?
色々な手法を使いすぎて、チャート画面がぐちゃぐちゃになったりしていませんか?

 

私もたくさんの手法を試してはやめて、試してはやめてと繰り返しましたが、最終的には、2つの手法にまとまりました。
私の分析の手順も説明しているので、よければ参考にしてください。

 

本記事では

今週のドル円チャート分析

来週のドル円注目指標まとめ

来週のドル円相場予想

テクニカル分析の方法

をそれぞれ解説していきます。
最後には私の分析方法も紹介しているので、ぜひ御覧ください。

 

ちなみに相場の予想をする必要のないトラリピという自動売買システムもあります。
私もトラリピで月2万円の利益を得ています。

先週のドル円予想振り返り

先週の段階では以下のような予想をしていました。

  • コロナウイルスの感染は世界各国で拡大しており、経済成長鈍化の懸念を背景にしたリスクオフのドル売りが先行すると予想される。
  • 各国での感染拡大を受け、主要中央銀行が協調金融緩和を実施・検討しているが、各国経済は先行き不透明で利下げが実施されたとしてもドル売りの流れを断ち切るのは難しいと予想される。

以上より、ドル売り・円買いがどちらも選好される背景があるため、下値を試す動きが予想される。基本的には売りでのエントリーを検討したい。

予想通り下値を試し、100円に迫る勢いでしたが、週末にかけて各国の感染拡大への財政政策を受けて反発した形でしょうか。

 

今週も予想をしているのでよければ最後まで見ていってください。

3月9~13日週のドル円チャート分析

ドル円の1時間足チャートで水平線と100MAを用いて分析していきます。
黄色の縦線から右が3月9~13日週のチャートになります。

 

ドル円のファンダメンタルズ分析

先週:米国でのコロナウイルス感染拡大を受け、米国株式とともにドル円も下落。米政策金利の緊急利下げも合わさり、ドルがさらに売られた形。

A:コロナウイルスをきっかけとしたリスク回避が選好する中、ドル円だけでなく新興国通貨の記録的下落も重なり、ロスカットを巻き込んだ大幅な下落で円高に。

B:トランプ大統領がコロナウイルスの感染拡大に対し、劇的な経済処置を発表するとし、会見の実施を明らかにしたことを受け、米国株式はリスク回避の動きから反転し、つられてドル円も円が売られる形となった。

C:米10年債利回りが0.80%台を回復したことを受け、ドルが買われた。

D:トランプ大統領はコロナウイルスの感染拡大防止策として、欧州(英国を除く)からの入国を30日間停止すると発表したが、具体的な経済政策への言及がなかったことからリスク回避の円買い。

E:欧州での感染拡大を受けた欧州通貨安で、相対的にドル高へ。

F:ドイツの医療保険関連の予算増額など、米財務長官は産業に流動性を供給していくことを公約し、支援策の成立が間近であると述べ。ほかにもEUの410億ユーロ規模の景気刺激策の発表など、世界各国の財政策への期待感からドル買いが選好。

ドル円のテクニカル分析

100MAは急上昇に追随する形で上昇しているが、今後サポートとして働く場面ではエントリーの材料にしたい。

今週(3月9~13日週)のドル円総評

コロナウイルスの世界各国での感染拡大報道を受け、リスクオフの円買いが加速しロスカットを巻き込んだ大幅な下落が見られたが、各国の感染拡大対策を好感し、先週と同水準の108円程度まで反発した。

3月16~20日週のドル円予想

来週のドル円に影響するであろう注目指標と、これまでの分析を元にした予想をしていきます。

来週(3月16~20日週)のドル円注目イベント

3/17(火):米・2月小売売上高

市場予想は前月比+0.2%と1月実績(+0.3%)を下回るが、個人消費が安定していることが好感されれば、GDPの改善を期待してドルが買われる可能性がある。

 

3/17-18:FOMC

FRBはFOMC会合に手政策金利を0.5ポイント引き下げることが予想されているが市場はおおむね織り込み済み、利下げ幅が0.5ポイントよりも大きかった場合、ドルは売られる可能性が高い。また、パウエルFRB議長の記者会見にて、財政政策への具体的言及があり、ネガティブな内容であればドル売り、ポジティブであっても具体的な言及でなければ失望のドル売りの可能性がある。

来週(3月16~20日週)のドル円予想

  • コロナウイルスの感染は世界各国で拡大しており、WHOが11日「パンデミック」を認めたことで市場心理が悪化しており、リスク回避のドル売りが先行すると予想される。
  • 米国内でも感染が確認されており、FRBによる3月利下げ幅が0予想を超えればドルが売られる可能性がある。
  • 各国での感染拡大防止策、景気刺激策、金融緩和策が次々に発表されているが、肝心の感染がどこまで続くかは先行きが見えない。

以上より、ドル売りが選好される背景があるため、上値よりも下値を試す動きが予想される。基本的には売りでのエントリーを検討したい。

テクニカル分析の手順

STEP1:日足で水平線を引く。

STEP2:1時間足で水平線を引く。

STEP3:15分足で確認する。

STEP4:1時間足で分析する。

私が用いる手法は水平線と100日単純移動平均線(100MA)のみです。
時間足は日足と1時間足と15分足の3つを用いていて、基本的に1時間足で分析をしています。

 

私のテクニカル分析のポイントは「上位足から水平線を引く」「水平線を引きすぎない」の2つのみです。

 

ちなみにエントリー基準は「トレンドに従っているか」「複数の手法が一致しているか」です。

 

では実際に私のテクニカル分析の手順を解説していきます。

STEP1:日足で水平線を引く

以下にドル円の日足チャートと実際に引いた水平線(赤線)を示します。
水平線を引くコツは画面に見える高値と安値に2本引き、あとは「ここで反発してそうだなぁ」と思うところにざっくりと引けばOKです。
一方で、水平線を引いているとついつい引きすぎてしまうのがネックです。

「ここでも反発してそう、ここでも・・・」

日足での水平線は合計6本までに限定しましょう。

STEP2:1時間足で水平線を引く

日足から1時間足に変更します。

 

まずは日足で引いた水平線がきれいに反発するところに微調整をします。
次に日足と同様に高値と安値、反発していそうなところに水平線(白線)を引きます。
1時間足での水平線も最大6本までに限定しましょう。

STEP3:1時間足を拡大し水平線を追加する

1時間足のチャートを拡大し、気になるところに水平線(緑線)を追加します。
最大2本まで。

STEP4:15分足で水平線を確認

1時間足から15分足に変更して、水平線で反発しているかを確認します。
今回は概ね反発していそうなので問題ないですが、効いていない場合は消しても大丈夫です。

エントリーのタイミング

私のエントリー基準は以下の2つです。

トレンドに従っているか

複数の手法が一致しているか

トレンドに従っているか

たとえ反発すると確信があるところでも、トレンドに従っていなければ、私はエントリーしません。
なぜなら、トレンドに逆らう、いわゆる逆張りは値幅が取れない割にリスクが大きいからです。

複数の手法が一致しているか

1時間足で水平線と100MAが重なった時や、1時間足の水平線と15分足の100MAが重なった時にエントリーします。
例えば以下のようなチャートです。

このときは水平線があまり強くないと判断し、私ならエントリーは見送りました。

おすすめのFX会社

おすすめのFX会社はDMM.comです。

FX口座数『国内第一位』

DMM.comは国内でのFX口座数が第一位(2019年1月末時点)です。

 

他にもスプレッドがFX業界最狭水準であったり、取引ツールが充実していたりと、多くの人に選ばれるだけの理由があります。

 

また、DMM.comで講座を開設して1回取引すれば20000円がキャッシュバックされるので、その2万円でトレードの練習をするのもありですね。
デモトレードだとどうしても緊張感がないので、キャッシュバックされた資金というのは練習にはもってこいだと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
テクニカル分析は思ったより簡単だったのではないでしょうか。
ぜひご自身でも実践して感覚を掴んでみてください。