就活を控えるあなたは選考でGDがあることを知り、不安を覚えていませんか?
発言するのが得意じゃない。
頭の回転が早くない。
資料を読み込める自信がない。
進行役をやると受かりやすいって言うけど本当?
これらを解決すべく、GDが死ぬほど苦手だった私が本試験で合格できた方法を説明します。
GDで意識すべきポイント
メンバーは敵ではなく味方
GDでよくいるのが他人の意見をこれでもかと否定する人です。
そういう人は大きな勘違いをしています。
GDを共にするメンバーは敵ではなく味方です。
もしあなたがそれを意識することができれば、面接官の評価は高いものになるでしょう。
その理由として、選考におけるGDでは会社に入ってからのその人の存在価値を知るためのものです。
面接官になったつもりで考えてみてください。
他人の意見を全力で否定する人と他人の意見をより良いものにしようとする人のどちらが欲しいですか?
より具体的に比較しましょう。
A『その意見は○○がおかしいから良くないと思います、私は××のがいいと思います』
B『その意見は○○という視点がかけていますね、××と組み合わせたらいいんじゃないでしょうか』
こうなってくると明確ですね。
相手の意見は否定するものではありません。
メンバーは仲間であることを意識し、もし理解できなければもう一度説明してもらいましょう。
理解できなければ聞き返しましょう
非常に頭の回転が速い人はその人自身の頭の中でいくつかの前提条件があり、それをもとに意見を述べることが多い傾向にある気がします。
そのため、その人が考えている前提条件を把握していなければ、意見を理解することはできません。
よって、理解できなければ、その前提条件を引き出すために聞き返すべきです。
わからないまま議論を進めても、前提条件が異なれば、見当違いの意見を述べてしまう危険があるので、注意しましょう。
また、GDは様々な人と議論をするわけですが、たまに全く言っている意味が汲み取れない人がいます。
そういったときは、最初から否定するのではなく、「どういう意味ですか?」と優しく聞き返してあげてください。
その後のその人のパフォーマンスを下げないためにも、意見を取り入れようとする姿勢は重要です。
資料は全部読まなくても大丈夫
GDでは短時間で膨大な量の情報をインプットしなければなりません。
しかし速読が苦手であったり、頭の回転がそんなに速くない人はおそらく読み切ることは困難です。
しかし、仮に読み切れなかった場合でも問題はありません。
目的・選択肢・評価軸さえ抑えとけば、あとは「こんなデータありませんでしたっけ?」と尋ねればメンバーの誰かが見つけてくれます。
他人に探させることで、自身はより熟考することができるのでおすすめのテクニックです。
発言は数よりも質
私はどちらかと言えば内気で発言するのがとても苦手なタイプです。
それに付け加えて、GDの中で自分の役割というものを見いだせませんでした。
というのも皆が積極的に発言していくなかで、私が発言しなくても議論は進んでいくわけですから、もう傍観してたって、そのグループはなにかのゴールに行き着くわけですよね。
「じゃあ私はただ見ています」という謎の考えを展開して、最初はGDでほとんど発言せず落ちまくっていました。
流石にこれでは不味いと考えて、アイデアをひたすら提示しましたが、これも実はNGでした。
なぜならGDで評価されるのはアイデア先行の発言ではなく、それらのアイデアをまとめる発言が評価されるからです
例を出しましょう。
A『○○なんてどうかな』
B『いいね、でも××もいいんじゃないかな』
A『△△も悪くないね』
B『いや△△は~だからきびしいんじゃないかな』
C『それらの共通点は□□ですよね?□を基準に考えていきませんか』
たくさん発言しているABよりも発言から共通点を見つけ、方針を導いたCさんの方が優秀な気がしてきませんか?
この役割がファシリテーターというGDにおいてもっとも評価される役割です。
進行役より評価されるファシリテーターになろう
GDにおいて最も評価されるのは進行役でもなく、意見をたくさん述べる人でもありません。
最も評価されるのはファシリテーターです。
ファシリテーターの役割は議論を建設的に進める手助けをすることです。
進行役はただ、「次は○○の議論をしましょう」とこれから行うべきことを提示するだけでも役割を果たせます。
しかし、ファシリテーターは議論が本質からずれれば修正し、ある程度意見が出そろってきたら、それらの意見をまとめて、分類しメンバーに共有します。
そのため、GDにファシリテーターがいると、情報が整理され、今議論すべきことが明確になるため、漠然とした中でのアイデア出しよりも、目的を絞った意見を出しやすくなり、建設的な議論ができるようになる可能性が高くなります。
もしあなたが、意見を出すのが苦手だったり、進行役はやりたくないと思ったら、ぜひファシリテーターをお勧めします。
発表は自信がなければやらない方が無難
発表は自信がある場合には挑戦してみるのもいいでしょう。
発表がうまくいけば高評価を得ることができます。
一方で短時間で議論した内容を整理し、論理的に説明するのは非常に難しいです。
私は内容をまとめきれず、わけのわからない発表をするくらいなら、発表をせずにプラスもマイナスもない方が無難であると考え、発表は一切行いませんでした。
発表をする場合にはそれがハイリスクハイリターンであることを十分理解してから挑むべきでしょう。
私が実際に使っていたフレーズ集
「クライアントが求めていることは○○という認識であってますかね?」
「では、まずターゲットを決めませんか?」
「ちょっと待ってください、今はターゲットを決めているので方法などはあとで議論しましょう」
「シチュエーションとしてはどのようなものを考えていますか?」
「それって資料のどこらへんにありましたっけ?」
「ここまでの意見をまとめると、評価軸としては○○が最も重要で、次に△△でよろしいですか?」
「まだその決断は早いのではないでしょうか、一応選択肢としては残しておきましょう」
「では○○が最も良いのはなにになりますかね」
「この施策の問題点ってなにかありますかね?」
まとめ
- メンバーは敵ではなく味方
- 理解できなければ聞き返しましょう
- 資料は全部読まなくても大丈夫
- 発言は数よりも質
- 進行役より評価されるファシリテーターになろう
- 発表は自信がなければやらない方が無難
いかがだったでしょうか
苦手なGDも評価されるポイントが分かればいける気がしてきたのではないでしょうか
あとは実戦を重ねて経験するだけですよ!