やる気スイッチ

テストが控えていたり、締め切りが迫っていたり、「やらなけらばいけないはずなのにどうしてもやる気がでない!

この記事はそんな方に向けて書いています。

 

来週テストなのにやる気がでない、どうすればいいの?

どうしても仕事が手につかない

長く作業を続けられない

 

こんにちは、海です。

私も「やる気がでないなあ」と思うことがよくあります。

今回はそんなときに実践しているやる気スイッチの入れ方について説明していきます。

 

そもそも「やる気」ってなに?

やる気を出したいけど、「そもそもやる気ってなんだろう」と思ったことはありませんか?

やる気という言葉を紐解くには「自己効力感」が重要となってきます。

「やる気もよくわからないのに自己効力感てまた知らない単語を出さないでよ」と思うかもしれませんが、少しだけ説明させてください。

カナダの心理学者 バンデューラは「自己効力感」は取り組んだ行動の結果にまで影響してくる重要な要素として以下のように定義しています。

「自分が行為の主体であると確信していること、自分の行為について自分がきちんと統制しているという信念、自分が外部からの要請にきちんと対応しているという確信」

わかりにくいので噛み砕いて言うと「これは自分にできるな」と思える心持ちのことです。

すなわち、掲げた目標が大きすぎるがあまり、「これは自分には無理だ」と自己効力感が低くなってしまうと、やる気というものは出ないことになってしまいます。

一方で、何かに取り組むかどうかを決める意思決定や、それを実行する場面において、自己効力感を持つことで実際の自分の能力以上のパフォーマンスを実現できることもあります。

目標となるモチベーションを掲げ、自身の能力などを加味し結果を予測する際に、達成できる能力を自身が持ち合わせているかどうかを判断するために必ず働くのが自己効力感です。

心理学者バンデューラいわく、それが結果に影響してくる重要な要素となるのですから、この自己効力感を高めない手はありません。

この「自己効力感」は以下の4つの要素で変動します。

直接体験

なにかをやり遂げ、「自分はできる」という事実を持つことです。

自身の過去の成功体験を通して、自己効力感は高まると考えられています。

例えば、「この仕事を今日中に終わらそう」という目標を達成した場合、「自分もやればできるな」と実感することで「次の仕事も早く終わらせられるな」と自信を持つことができます。

そのため、どんなにささいなことでも自分を褒めることで自己効力感を高めることができるのです。

 

代理体験

他者の成功事例を見聞きすることで、「自分にもできる」という感覚を持つことです。

他者の成功を見ることで自己効力感は高まります。

例えば「あの人のプレゼンテーションは素晴らしかったな」と思うことはありませんか?

成功している姿を見ることで、「自分もあんなふうにできる」と自己効力感が高まるのです。

また、自分と似ている他者を参考にする方が、脳内で自信に置き換えやすいので、自己効力感は高まりやすいです。

一方で、他者が目の前で失敗などすると、自己効力感は下がってしまうので気をつけましょう。

 

情動的喚起

自身の体調や感情の変化を体験することです。

プレゼンの直前にドキドキして不安になったり、反対にとてもリラックスできていて「今日は行けそうな気がする」と思ったことはありませんか?

この感覚が情動的喚起です。

この情動的喚起をコントロールすることができれば、何事も緊張せずに自身の本来の能力を発揮できるようになり自己効力感を高めることができます。

言語的説得

自身の行動や取り組んだ結果、もしくはこれから取り組むことを他者に認められることです。

例えば初めて取引先にプレゼンを終えたとき、先輩から「いいプレゼンだったぞ」と言われたら、喜びと同時に「次も頑張ろう」と思えるのではないでしょうか。

また、他者でなく自己暗示することでも、自己効力感を高めることができます。

 

以上4つの項目を紹介しましたが、自己効力感がなぜやる気に関係するのか、そして自己効力感の高め方がわかったと思います。

みなさんもやる気を出すために、自己効力感を高めてみてください。