【ドル円】FXテクニカル分析【2020年2月10~14日週】

FXには数多もの手法がありますが、みなさんはどんな手法を使っていますか?

色々な手法を使いすぎて、チャート画面がぐちゃぐちゃになったりしていませんか?

私もたくさんの手法を試してはやめて、試してはやめてと繰り返しました。

そして、最終的にはたった2つの手法を用いて、元本50万円で月5万円の利益を得ることができました。

私の分析の手順も説明しているので、よければ参考にしてください。

FXにおいて、後付けの考察はいつか「この形見たことある!」となるので、有効だと思います。

本記事では

来週の注目指標まとめ

来週の相場予想

2020年2月3日~7日のドル円チャートのファンダメンタルズ・テクニカル分析

をそれぞれ解説していきます。

最後には私の分析方法も紹介しているので、ぜひ御覧ください。

ちなみに相場の予想をする必要のないトラリピという自動売買システムもあります。

私もトラリピで月2万円の利益を得ています。

先週のドル円予想振り返り

先週の段階では以下のような予想をしていました。

  • 新型コロナウイルスの感染拡大によるリスク回避の円買いは今後も継続すると考えられる。
  • WHOは30日に新型コロナウイルスについて非常事態を宣言し、感染自体も拡大している。米国のデルタ航空は4月30日まで中国便をすべて運航停止しており、今後は渡航・輸出入制限による中国経済の成長鈍化に伴う世界経済の下振れが懸念されており、米国や中国の経済指標が予想を下回った場合にはリスク回避的な動きが出ると予想される。
  • 一方で、米ドルは資源国(AUD/USD,CAD/USD,NZD/USD等)や新興国(MXN/USD,TRY/USD等)の通貨などに対しては安全通貨として認識されているため、ドル円においてリスク回避の円買いのみが加速するような一方的な下落は考えにくい。

以上より、コロナウイルスの影響は世界経済にまで悪影響を与える可能性があり、リスク回避の円買いは継続すると予想するが、ドル円においては米ドル自体が資源国や新興国に対しては安全資産として買われる傾向があるため、ドル円の大幅な下落は考えづらく下値は107.8あたりと予想する。基本的には戻りを待って売りでのエントリーを検討したい。

予想とは反対に相場は大きく上昇しました。

コロナウイルスの影響は経済に大きな影響を与えないと市場参加者が判断し、株価の上昇につられて、ドルが買われた展開だと認識しています。

今週も予想をしているのでよければ最後まで見ていってください。

2月3~7日週ドル円のチャート分析

ドル円の1時間足チャートで水平線と100MAを用いて分析していきます。

黄色の縦線から右が2月3~7日週のチャートになります。

ドル円のファンダメンタルズ分析

先週:コロナウイルスによるリスク回避の円買いがある一方、リスク回避のドル買いも同時に進行していたため、リスクオフの相場にしてはドル円自体は比較的ヨコヨコの展開だった。

A:米・1月ISM製造業景況指数は50.9と予想(48.5)を大きく上回った。50.0が好調の節目と捉えられており、半年ぶりに大台を超えたことからドル買いが強まった。

B:中国当局が市場に2日連続で4000億元を提供し、さらに対米関税率も引き下げるなど、上海株式市場を支える姿勢を明らかにしたため、上海株が反発し、つられてドルも買われた。

C:NY市場は中国当局の市場支援姿勢を好感したことに加え、コロナウイルスが米経済に及ぼす影響は限定的との見方が強く米国株が上昇、つられてドルも買われ、短期の売り注文のロスカットを巻き込み上げ幅を拡大した。

D:中国メディアが新型肺炎(コロナウイルス)の治療薬を発見したとの報道を受けて、リスクオンの円売り。

E:米・1月雇用統計は予想()を上回ったことでドル買いが選好したが、FRBが新型コロナウイルスによる脅威は中国経済だけでなく世界経済に影響を及ぼす可能性を警告したことで、リスク回避の円買いが再燃。

ドル円のテクニカル分析

1は高値の水平線なので今後反発(や上昇トレンド継続によるロールリバーサル)などに期待。

2はこれまで何度も反発している抵抗線。

3は比較的意識されている印象

4と5周辺は非常に強い抵抗線(サポート)と認識しており、それを下抜けたため、今後はレジスタンスとしてロールリバーサルに期待。

100MAは反発に追随し上昇を始めているが、コロナウイルスによるリスクは今後も続くと考えられるため、安易に買い目線に変更するのは避けたい。

2月3~7日週ドル円の総評

中国当局の市場支援姿勢を市場参加者が好感し、上海・米国株ともに上昇したことを受け、リスクオフで買われていた円が売り戻され、短期筋の売り注文のロスカットを巻き込んだことで、チャートは上昇した。しかし、110円は心理的節目でもあることから、ドル円の上値は重く、110円台にしっかりと乗せることはなかった。

2月10~14日週ドル円の注目イベント

2/11(火)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長証言

2/12(水)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長証言

金融政策の見通しを探る上で、パウエル議長の証言は相場に影響を与える可能性がある。特にコロナウイルスについては報告書にて世界経済への影響を警告したことから、市場参加者ほど楽観視はしていないと考えられる。

2/13(木)米・1月消費者物価コア指数(CPI)

市場予想は+2.5%と、前年同月値(+2.3%)、12月実績(+2.3%)を上回るが、12月実績を下回る可能性があり、下回った場合には利上げ観測が遠のき、ドル買い要因にはならない。

2/14(金):米・1月小売売上高

市場予想は前月比+0.3%と12月実績(+0.3%)と同値であるが、オンライン販売の好調から12月実績を上回る可能性がある。上回った場合にはドルは買われるだろう。

2月10~14日週の予想

  • 新型コロナウイルスの治療薬発見などポジティブな面もあるが、事実ウイルスの感染は拡大しており、中国経済に与える影響は大きく、世界経済の減速に繋がる可能性は十分に残されているため、ドル円の上値は依然重くなると考えられる。
  • FRB議長は11日に議会証言を行うが、報告書にてコロナウイルスの世界経済への影響を警告したことからも、市場参加者ほど楽観視しておらず、利上げに慎重な姿勢を強く示す可能性がある。利上げに慎重な姿勢を示した場合には、ドル売りの要因になると考えられる。
  • 米・1月消費者物価指数などの米国指標が予想を下回った場合、米国株の上昇につられたリスク選好的な円売りドル買いは抑制されると考えられる。

以上より、コロナウイルス感染拡大による世界経済減速に対する懸念は依然消えておらず、ドル円の上昇は一時的なものと予想する。コロナウイルスに関する新たなネガティブ報道や米国経済指標が好ましくない結果であればリスク回避の円買いが再燃する可能性は高く、FRB議長の発言にも左右されそうだ。また、110円は心理的節目でもあるため、ドル円の上値は重い展開になると予想する。基本的には売りでのエントリーを検討したい。

テクニカル分析の手順

STEP1:日足で水平線を引く。

STEP2:1時間足で水平線を引く。

STEP3:15分足で確認する。

STEP4:1時間足で分析する。

私が用いる手法は水平線と100日単純移動平均線(100MA)のみです。

時間足は日足と1時間足と15分足の3つを用いていて、基本的に1時間足で分析をしています。

私のテクニカル分析のポイントは「上位足から水平線を引く」「水平線を引きすぎない」の2つのみです。

ちなみにエントリー基準は「トレンドに従っているか」「複数の手法が一致しているか」です。

では実際に私のテクニカル分析の手順を解説していきます。

STEP1:日足で水平線を引く

以下にドル円の日足チャートと実際に引いた水平線(赤線)を示します。

水平線を引くコツは画面に見える高値と安値に2本引き、あとは「ここで反発してそうだなぁ」と思うところにざっくりと引けばOKです。

一方で、水平線を引いているとついつい引きすぎてしまうのがネックです。

「ここでも反発してそう、ここでも・・・」

日足での水平線は合計6本までに限定しましょう。

STEP2:1時間足で水平線を引く

日足から1時間足に変更します。

まずは日足で引いた水平線がきれいに反発するところに微調整をします。

次に日足と同様に高値と安値、反発していそうなところに水平線(白線)を引きます。

1時間足での水平線も最大6本までに限定しましょう。

STEP3:1時間足を拡大し水平線を追加する

1時間足のチャートを拡大し、気になるところに水平線(緑線)を追加します。

最大2本まで。

STEP4:15分足で水平線を確認

1時間足から15分足に変更して、水平線で反発しているかを確認します。

今回は概ね反発していそうなので問題ないですが、効いていない場合は消しても大丈夫です。

エントリーのタイミング

私のエントリー基準は「トレンドに従っているか」「複数の手法が複数の時間足で一致しているか」です。

トレンドに従っているか

たとえ反発すると確信があるところでも、トレンドに従っていなければ、私はエントリーしません。

なぜなら、トレンドに逆らう、いわゆる逆張りは値幅が取れない割にリスクが大きいからです。

複数の手法が一致しているか

1時間足で水平線と100MAが重なった時や、1時間足の水平線と15分足の100MAが重なった時にエントリーします。

例えば以下のようなチャートです。

このときは水平線があまり強くないと判断し、私ならエントリーは見送りました。

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いかがだったでしょうか。

テクニカル分析は思ったより簡単だったのではないでしょうか。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

テクニカル分析は思ったより簡単だったのではないでしょうか。

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