【ドル円】FXテクニカル分析【2020年2月3~7日週】

FXには数多もの手法がありますが、みなさんはどんな手法を使っていますか?

色々な手法を使いすぎて、チャート画面がぐちゃぐちゃになったりしていませんか?

私もたくさんの手法を試してはやめて、試してはやめてと繰り返しました。

そして、最終的にはたった2つの手法を用いて、元本50万円で月5万円の利益を得ることができました。

私の分析の手順も説明しているので、よければ参考にしてください。

FXにおいて、後付けの考察はいつか「この形見たことある!」となるので、有効だと思います。

本記事では

来週の注目指標まとめ

来週の相場予想

2020年1月27日~31日のドル円チャートのファンダメンタルズ・テクニカル分析

をそれぞれ解説していきます。

最後には私の分析方法も紹介しているので、ぜひ御覧ください。

ちなみに相場の予想をする必要のないトラリピという自動売買システムもあります。

私もトラリピで月2万円の利益を得ています。

先週の予想振り返り

先週の段階では以下のような予想をしていました。

  • 米国の主要経済指標(12月新築住宅販売件数、12月耐久財受注、1月消費者信頼感指数、10-12月期国内総生産など)は好印象な内容と予想されているため、景気拡大基調を好感してドルが買われる展開か。
  • 一方で、中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大による影響が、米中通商合意によるリスクオンムードを抑制しており上値が重い展開となっており、目先的にリスク回避的な円買いが継続する可能性がある。
  • また、110円台には輸出企業や投資家のドル売りのポジションが多数残されているため、予想外の下落があればそれらポジションのロスカットを巻き込んだ急落もあることに注意する必要がある。

以上より、コロナウイルスの影響より上値が重い展開が続くが、下落を下支えする好調な米国指標も予想されているため、今週同様ヨコヨコの展開が続くと予想する。110円台にしっかりと乗せるにはやはり材料不足感が否めない。FOMCで政策金利が現状維持ではなく上がるなどあれば上昇もありえるのだが・・・

予想通り110円には乗らず、ヨコヨコの展開になったものの、週末にかけてむしろ新型コロナウイルスでチャートが下落しましたね。

コロナウイルスによる下落トレンドは当分続くと思っているので、基本売りでのエントリーを伺っています。

FXテクニカル分析(2020年1月20日週)

今週も予想をしているのでよければ最後まで見ていってください。

1月27~31日週のドル円チャート分析

ドル円の1時間足チャートで水平線と100MAを用いて分析していきます。

黄色の縦線から右が27~31日週のチャートになります。

ファンダメンタルズ分析

先週:新型コロナウイルスの感染拡大を懸念したリスク回避の円買いで下落傾向。感染者の死亡率は低いものの、中国は週末から旧正月(春節)に入り、さらなる感染拡大が懸念されたため、上値が重い展開で若干の下落傾向でした。

A:前日時点ですでに中国本土における新型コロナウイルスの感染者数が2000人を超えており、さらなる感染の拡大を懸念した円買いが週明けから選好された。

B:日本国内にて、武漢市に滞在歴のない日本人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、感染拡大への懸念が強まり、リスク回避の円買い。

C:FOMCは市場の予想通り政策金利を据え置いた。パウエル議長がコロナウイルスに言及したため、円が買われた。

D:WHOが新型コロナウイルスの感染拡大について、緊急事態を宣言したため、事態収束の期待やWHOの中国への信頼発言を受け、警戒感が後退し買われていた円が売り戻された。

E:コロナウイルスと週末の手仕舞いが重なり、108.5~6の強い抵抗を下抜けた。

テクニカル分析

1は高値の水平線なので今後反発や上昇トレンド継続によるロールリバーサルなどに期待。

2はこれまで何度も反発している抵抗線だが、先週に抵抗線より少し離れた場所で反発した。こういう場合は線としてではなくその周辺をゾーンとして捉える方がよい。

3の水平線はあまり強く反応していない印象。今後線を消すことも視野に入れる。

4は比較的意識されている印象。

5と6周辺は非常に強い抵抗線(サポート)と認識しており、それを下抜けたため、今後はレジスタンスとしてロールリバーサルに期待。

100MAは下降を始めており、今後100MAと抵抗線が重なるところで戻り売りを狙っていきたい。

27日~31週の総評

コロナウイルスによるリスク回避の円買いがある一方、リスク回避のドル買いも同時に進行していたため、リスクオフの相場にしてはドル円自体は比較的ヨコヨコの展開だった。

2月3~7日週の注目イベント

2/3(月)米・1月ISM製造業景況指数

市場予想値は48.4と、前回値(47.2)を上回ったものの、好調の節目である50を下回っていることに加え、市場予想の48.4を下回った場合にはリスクオンのドル買いが後退し、ドル円は更に下落する可能性がある。

2/7(金):米・1月雇用統計

市場予想はそれぞれ、失業率3.5%(前回値3.5%)、非農業部門雇用者数は前月比+15.3万人(前回値+14.5万人)、平均時給は前年比+3.0%(前回比+2.9%)と予想されており、市場予想から大幅に変化がない場合にはドル円はあまり影響を受けないと考えられる。

2月3~7日週の予想

  • 新型コロナウイルスの感染拡大によるリスク回避の円買いは今後も継続すると考えられる。
  • WHOは30日に新型コロナウイルスについて非常事態を宣言し、感染自体も拡大している。米国のデルタ航空は4月30日まで中国便をすべて運航停止しており、今後は渡航・輸出入制限による中国経済の成長鈍化に伴う世界経済の下振れが懸念されており、米国や中国の経済指標が予想を下回った場合にはリスク回避的な動きが出ると予想される。
  • 一方で、米ドルは資源国(AUD/USD,CAD/USD,NZD/USD等)や新興国(MXN/USD,TRY/USD等)の通貨などに対しては安全通貨として認識されているため、ドル円においてリスク回避の円買いのみが加速するような一方的な下落は考えにくい。

以上より、コロナウイルスの影響は世界経済にまで悪影響を与える可能性があり、リスク回避の円買いは継続すると予想するが、ドル円においては米ドル自体が資源国や新興国に対しては安全資産として買われる傾向があるため、ドル円の大幅な下落は考えづらく下値は107.8あたりと予想する。基本的には戻りを待って売りでのエントリーを検討したい。

テクニカル分析の手順

STEP1:日足で水平線を引く。

STEP2:1時間足で水平線を引く。

STEP3:15分足で確認する。

STEP4:1時間足で分析する。

私が用いる手法は水平線と100日単純移動平均線(100MA)のみです。

時間足は日足と1時間足と15分足の3つを用いていて、基本的に1時間足で分析をしています。

私のテクニカル分析のポイントは「上位足から水平線を引く」「水平線を引きすぎない」の2つのみです。

ちなみにエントリー基準は「トレンドに従っているか」「複数の手法が一致しているか」です。

では実際に私のテクニカル分析の手順を解説していきます。

STEP1:日足で水平線を引く

以下にドル円の日足チャートと実際に引いた水平線(赤線)を示します。

水平線を引くコツは画面に見える高値と安値に2本引き、あとは「ここで反発してそうだなぁ」と思うところにざっくりと引けばOKです。

一方で、水平線を引いているとついつい引きすぎてしまうのがネックです。

「ここでも反発してそう、ここでも・・・」

日足での水平線は合計6本までに限定しましょう。

STEP2:1時間足で水平線を引く

日足から1時間足に変更します。

まずは日足で引いた水平線がきれいに反発するところに微調整をします。

次に日足と同様に高値と安値、反発していそうなところに水平線(白線)を引きます。

1時間足での水平線も最大6本までに限定しましょう。

STEP3:1時間足を拡大し水平線を追加する

1時間足のチャートを拡大し、気になるところに水平線(緑線)を追加します。

最大2本まで。

STEP4:15分足で水平線を確認

1時間足から15分足に変更して、水平線で反発しているかを確認します。

今回は概ね反発していそうなので問題ないですが、効いていない場合は消しても大丈夫です。

エントリーのタイミング

私のエントリー基準は「トレンドに従っているか」「複数の手法が複数の時間足で一致しているか」です。

トレンドに従っているか

たとえ反発すると確信があるところでも、トレンドに従っていなければ、私はエントリーしません。

なぜなら、トレンドに逆らう、いわゆる逆張りは値幅が取れない割にリスクが大きいからです。

複数の手法が一致しているか

1時間足で水平線と100MAが重なった時や、1時間足の水平線と15分足の100MAが重なった時にエントリーします。

例えば以下のようなチャートです。

このときは水平線があまり強くないと判断し、私ならエントリーは見送りました。

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いかがだったでしょうか。

テクニカル分析は思ったより簡単だったのではないでしょうか。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

テクニカル分析は思ったより簡単だったのではないでしょうか。

ぜひご自身でも実践して感覚を掴んでみてください。